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【学校の怪談】合宿についてきたモノ

45 :手首1[] :2008/07/22(火) 13:38:01 ID:WUGDem8M0 [1/2]
わたしが中2の時に体験した話です。
本人たちはものすごく怖くて死にかけたのですが、読むほうにすればそうでもないかも。

わたしは中学校の頃吹奏楽部に所属していて、毎年合宿を同じ合宿所で行っていました。
詳しい場所は覚えていないのですが、東京からバスで行けたのでさほど遠くはないところだったと思います。
その合宿所はそばに川が流れていました。さほど大きくはない、小川といってもいいような川です。
合宿所の近くに木の茂ったような空間があり、その木に覆われるように下の河原へと続く長い階段がありました。
樹が茂って一種の森のようになっているので、石段は薄暗く、昼間でも足元を見て歩かないといけませんでした。

わたしの部では合宿の時に、パートごとに「リネン係」、「風呂清掃」、「食事係」など、合宿中に係を受け持つことになっていました。
わたしのパートは毎年花火係でした。花火係の主な仕事は花火を事前に準備をすることと、当日、花火を行う河原の清掃をすること。
他のパートに比べ煩わしい準備や長い時間拘束されることもなく、割と楽な係だったと思います。
私自身も他のパートの子が忙しく歩き回っているのを見ると、楽な係でよかったなぁと思っていました。
夕方ごろ練習にちょっと間が出来たので、先輩がわたしを含めた同じパートの子たちにゴミ拾いに行こうと言いました。
その時、一緒にゴミ拾いに出かけたのは先輩と、わたしの友人のAちゃん、Bちゃん、それにわたしでした。
(パート内にはもっと人数がいるのですが、他は一年生とかだったので部屋で練習を続けていました)

ゴミ、といってもそうそう沢山あるわけではないだろうと思っていたので、わたしたちはゴミ袋を持つこともなく、そのまま石段を下りて行きました。
夕方、辺りが暗くなってきたなかで、樹に覆われた石段は一層暗く、わたしたちはごく狭い石段を一列になって下って行きました。
やはり河原につくと大したゴミもなく、ペットボトルや何かのビニールなどが多少落ちているくらい。
「早く終わらせて帰ろう」という先輩の声もあり、全員適当に両手にめぼしいゴミを拾うと、引き揚げることになりました。
先ほども言いましたが石段はとても狭く、一列にならなければ歩けませんでした。
確かその時の並びは先輩、わたし、Aちゃん(わたしとAちゃんが逆だったかもしれないですが)、最後がBちゃんという並びでした。


しばらく行ったころ。わたしは両手首に、何か言葉に出来ないような気持ちの悪さを感じました。
(なに、これ・・・)
何か、極細のものが両手首にふわふわとまとわりついているような感じ。

ものすごく細い細い指先か、無数の髪の毛。

それが、わたしの手首を撫でている。そんなイメージが頭に浮かびました。そのとたんに心臓が恐ろしいほどの速さで鳴りはじめました。

「何?何これっ?」その時、戸惑ったようなAちゃんの声が後ろから聞こえました。
わたしはAちゃんが何かを異変を感じていることがすぐわかりました。
気づくと、すぐ前の先輩も何かを感じているらしく、「やだ、やだっ!」としきりに声を上げていました。
自分の心臓の音がうるさく、けれど立ち止まってはいけない、立ち止まったら絶対にいけない、と思い、先を行く先輩にわたしは「とりあえず行こう!進もう、進もう!」と声をかけ続けました。
もし眼をやったら何かこの世ならないものを見てしまいそうで怖くて、わたしは手首を見ることはできずにただ先輩の背中だけを見ながら階段を上がっていきました。
わたしがその時一番怖かったのは最後尾を歩くBちゃんだけが何も感じておらず、「ねぇ、なに?!なんなの?!」と困惑した声をあげていたことです。
三人には異変が起こっているのに、最後の一人だけ何もわからない、それが余計にリアルで、涙が出るほど怖かったです。

階段を上り終わったところで、いきなり手首の異変は消えました。本当に、何事もなかったかのようにさっぱりと。
そのあと話を聞くと、Aちゃんは手首に細かい無数の虫がまとわりついているのだと思い、手でしきりにはらったけれどその感覚はなくならなかったそうです。
先輩も何かはわからないけれど、手首に気持ち悪さを感じ続けていたそうでした。 
Bちゃんだけは本当に何も起こらなかったらしく、わたしたちの話を聞いてもわけがわからない、というように首を傾げていました。

あまりに怖かったせいか、三人とも呆然としてしまいその話はそこで終わりになりました。

しかし、その日の夜、わたしが合宿所の部屋の中で片付けをしていると、いきなりパチッと電気が消されました。
戸口に立っていたのはAちゃんでした。わたしはAちゃんがいたずらに消したのかと思い、「やめてよ!」と少し怒って言いました。
しかし、Aちゃんは「えっ」と驚いた顔をしてスイッチを見ました。確かにスイッチは、オフになっていました。
わたしが「Aちゃんが消したんでしょ?」というと、Aちゃんは「消してないよ!勝手に電源のスイッチが切れたんだよ!」と言いました。
わたしは昼間あんなことがあったからわたしを驚かそうとしているのだと思い、特に本気にもせずにその話を流しました。
Aちゃんはその後ずっと一人で不思議がっていましたが、わたしはあまり気にしてもいませんでした。

そして、つい最近のことですが、バイト先で霊感のあるという人に知り合いました。
その人に面白半分というか、体験談のような感じで、その時の話をしました。
後付けのようになってしまう気がして、(自分自身あまり信じてはいなかったので)電気の話は省いて。
先輩ははじめ普通にその話を聞いていたのですが次第に神妙な顔になり、話し終わるとぽつりと言いました。
「・・・そのあと、電気に異常とかなかった?突然消えたりとか、つかなくなったとか」

先輩の話によると電気に異常が起きるときは、そばにいることがあるそうです。
ついてきちゃったのかも、とわたしはかなりぞっとしました。
Aちゃんにその話をすると「やっぱり!」と怖がりながらも嬉しがっていました。

テーマ : 恐怖の体験話
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